この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

入院生活7日目・8日目

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入院7・8日目の記録です。

 

入院7日目

日中、 静かな病室にいると、時々耳鳴りや圧迫感を忘れることがある。

だから良くなったのかなと思ってしまうのだけど、病室から出て歩くとやっぱり圧迫感がすごい。
歩くとふらつきもまだまだ酷い。

頭を動かすとふらつくので、正面を見たまま、できるだけ頭を動かさずに歩く。
横を向くときもゆっくり。
変な生き物みたい。

そして周りで人が喋っていたり、雑音があったりする場所で喋ると、相手の声が聞き取りにくい。

一週間たったのにこれか・・・と現実に打ちのめされる。

 

 シャバが恋しい

打ちのめされつつ、あまりにも暇なので、1人で1階のコンビニへ雑誌を買いに行ってみた。

それだけで大冒険。
ふらつきながらゆっくりとしか行けないけれど、シャバの空気が恋しいのだ。
そしてものすごい達成感を感じる。 


午後から、母が見舞いに来てくれる。カフェラテとロールケーキを買ってきてくれた。
これまた、久しぶりのシャバの味!って感じ。
自動販売機のモーター音が激しいデイルームにずっといるのは辛いのだけれど、やっぱり家族と喋れるのが一番嬉しい。


新鮮さも無くなってきた入院生活で、誰かが来てくれるというのが本当に励みになる。
毎日、看護師さんの回診、点滴、食事、体拭き、時々診察、くらいのスケジュールだから。 


入院直後は、日中もウトウトと眠れたけど、最近は昼間どころか、夜も眠れないことがある。
元気になってきた証拠かもしれないけれど、何が辛いって、夜眠れないことほど辛いことってない。

病院の夜は、孤独だ。

定期的に見回りに来る看護師さんの足音が聞こえると、寝たふりをするという修学旅行ごっこをするも、眠れない夜は長い。 


入院8日目

お風呂にチャレンジ!

 今日の診察で、先生にお風呂に入っていいか聞いたら、
「体温が37℃にならなかったらオッケイ」ということだった。


ステロイドの影響か、37℃以上になることもあるのだ。
熱があると、感染症への心配でお風呂はダメなのだそう。

 

診察に付いてきてくれた看護師さんが、
「チャンスが多くなるように、早めに測っておきましょう」
と、病室に戻ってきてすぐに検温してくれる。
なんて気が利く人なんだろう!プロだ!

初めてのお風呂を賭けての検温1回目は・・・

37.4℃!残念!

でも夕方再チャレンジすると、なんと36.9℃だった!
奇跡が起きた!!

 


めまいは良くなったものの、まだまだふらつくので、恐る恐るの入浴。

でも最高に気持ちよかったーー!
シャワーの音も、ドライヤーの音もすごく響くけど、何とか大丈夫。

 

お風呂は希望だ!