この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

退院後の生活・21日目「退院後2回目の診察」

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退院後の生活・21日目

 

今日は退院後2回目の診察へ行ってきた。 

前回、思ったよりも聴力検査の数値が良くなっていたのと、最近、右耳でもたまに「ガサガサ」とかいう音が聞こえているから、きっとまた良くなっているという期待大。

右耳で聞こえるといっても、普通に聞こえるというのとは程遠い。

たぶんある一定の音域が、遠くの方で、水の中にもぐっている時のように何となく聞こえる感じ。でも、全く聞こえなかった時と比べれば、すごく「聞こえる」。


あと、耳鳴りは相変わらず鳴りっぱなしだけど、音量が薄くなった?というか、軽く感じるようになってきた。

周波数の合っていないラジオみたいな「ザザーー」という音が、止まることなく続いているのは変わりないけど、前より軽くなったし、静かな場所にいれば耳鳴りを忘れている時間の方が長くなった。これは慣れも大きいのかな??

 

そして一番嬉しい変化は、右耳への圧迫感がものすごく小さくなってきたこと。

発症した時が「10」だとしたら、今は「2」くらい。入院していた時からは考えられないくらいの改善ぶり!

それと不思議なことに、耳鳴りも圧迫感も、徐々に良くなるのを感じていたというよりも、ふと気が付いたら、「あれ?良くなってるかも」と突然気が付く感じ。

ま、それくらい難聴のこと自体を忘れるくらい、症状に一喜一憂せず、のんびりと暮らせているということかなのかもしれない。

 

というわけで、自信を持って、診察前の聴力検査に臨んだ。すると、やっぱり前回より、右耳でも聞こえる音が増えていた!

聴力検査では音が聞こえたら、手に持っているボタンを押すのだけど、今回ほど押すのが楽しかったことはない。聞こえれば、検査も悪くない。

 

診察で先生が、「まだまだ動くね。楽しみですねー」と言ってくれる。

前回の診察後から飲んでいる「桂枝茯苓丸」という漢方の効き目を聞かれるけど、正直に「効果があるのかどうか分かりません」と答える。すると、違う漢方に変更になる。

そして、3日前に受けたMRIの結果は、「異状なし」ということだった。もし腫瘍があったらとけっこう心配していた私に、あっさりと結果が告げられる。画像が見せてもらえるかと思っていたら、書類のみ。なーんだ。

 

先生が以前、「だいたい発症から1か月くらいで聴力は固定する」と言っていたから、今くらいの聴力で落ち着くのかな。でも、退院後すぐの状態を思えば、これくらいなら全然暮らしていけるというレベル。

次回の診察はまた2週間後。 薬は今までほぼ変わらず、漢方だけが変更。

桂枝茯苓丸⇒当帰芍薬散(すっごく不味い!なんとセロリの味)

 

ところで、家から病院まではバスで20分ほどなのだけど、今日初めてバスで行った。今までは酔うのが怖くてバスは避けていたのだけど、何とか大丈夫だった。

聴力が少しずつ戻るのと同時に、いろいろな症状も良くなってきているみたい。

車の運転が、ふらつく頭だと不安でしたくないから、バスに乗れるとありがたい。