この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

医療費が払い戻される、高額療養費制度を利用しよう!

f:id:n-kanae:20171207180035j:plain

こんにちは。カナエです。

高額療養費制度って知っていますか? 

病気やケガでの通院、入院などで高額な医療費を支払ったとき、払い戻しが受けられる制度のことです。

この制度、自己負担限度額を超えて支払った時に、自分で申告する必要があります。医療機関で教えてくれるわけでも、健康保険から連絡が来るわけでもありません。

せっかくの制度、知らないともったいない! 

というわけで、今回はわたしも助けられた「高額療養費制度」についてです。 

ちなみに突発性難聴での入院費用についてはこちら。 

kono33.hatenablog.com

 

高額療養費制度とは

 高額療養費とは・・・

同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとから払い戻される制度 

です。

例えばわたしは入院費用を病院に、約134,000円支払いましたが、あとから申告すれば約50,000円が払い戻され、自己負担が約84,000円になります。(あくまで例えです) 

ただし、ただ支払いが高額だったというだけで、自動的に戻ってくるわけではありません。加入している保険協会などに、自分で申告することが必要です。  

というわけで、必ず医療機関の領収書や明細は、大切にとっておきましょう! 

自己負担限度額とは 

自己負担限度額は、年齢および所得状況等により設定されています。

【70歳未満の方】

f:id:n-kanae:20171207172056p:plain

【71歳以上75歳未満の方】

f:id:n-kanae:20171207172159p:plain

引用元:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/

払い戻しの申告の仕方

払い戻しは、医療機関などから提出される診療報酬明細書(レセプト)の審査を経て行われます。

自分が加入している公的医療保険、例えば自営業の人だったら国民健康保険、サラリーマンだったら社会保険の窓口へ、高額になった医療費の領収書診療明細書をコピーし、申請書と共に提出します。 

ちなみにわたしは、会社員である夫の扶養家族なので、社会保険に加入しています。

なので、全国健康保険協会協会けんぽ)HPの「健康保険高額療養費支給申請書」をダウンロードしてコピー、必要事項を記入して、他の必要書類と共に、管轄の支部に郵送しました。 

合算できる自己負担額

こんな場合は、自己負担額を合算することができます。

  • 同一世帯で、複数の人が同じ月に病気やけがをして医療機関で受診した場合
  • 一人が複数の医療機関で受診したり、一つの医療機関で入院と外来で受診した場合

この場合で、自己負担額を合算した額が自己負担限度額を超えた場合、超えた額が払い戻されます。 

ただし、70歳未満の方の合算できる自己負担額は、21,000円以上のものに限られます。

70歳以上の方は自己負担額をすべて合算できます。 

わたしは入院以外にも同じ月に病院に行ったのですが、問い合わせたところ、1回分が2,000円程度だったため合算できませんでした。

病院で21,000円以上って、普通はなかなか払わないですよね・・・。 

高額医療費貸付制度

申請書を提出しても、診療報酬明細書の審査があるため、支給には約3ヵ月かかります

わたしも電話で問い合わせたところ、3か月はみておいと言われました。返還されるとはいえ金額が大きいので、このタイムラグは痛いですよね。

そこで、医療費の支払いに充てる資金として、高額療養費支給見込額の8割相当額を無利子で貸付する「高額医療費貸付制度」というものがあるそうです。

詳しくは加入している健康保険の窓口まで問い合せてみてください。 

事前に申請できる限度額適用認定証

医療機関より請求された医療費の全額を支払ったうえで、高額医療費の払い戻しを申請すると、一時的に多額の費用を立て替えることになります。
そんな経済的負担を軽減できるのが、「限度額適用認定証」です。 

70歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関の窓口に提示することで、医療機関ごとにひと月の支払額が自己負担限度額にすることができます。 

民間の医療保険について考える

わたしは30代でまだ若いし必要ないだろうと思い、民間の医療保険には加入していませんでした。夫という大黒柱もいるし、主婦のわたしに医療保険は必要ないと思っていました。掛け金という月々の支払いがもったいないという考えも正直、大きかったです。 

ですが、今回の突然の入院、高額な医療費の支払いです。 

任意で掛ける医療保険は、あくまで万が一の時の備えで、病気になったから得するということではないと思います。
でもいざ病気になってみると、掛けとけばよかったかなぁという思いもありました。

例えば入院1日5,000円支払われるとして、13日間だと65,000円の保険金が下ります。

ただ、掛け金を月々2,000円支払うとしたら、1年間で24,000円、5年間だと120,000円支払うことになります。そう考えると、もう損得とかでは測れませんよね。 

やみくもに医療費を恐れることはない!

 

そして日本の健康保険にはこの「高額療養費制度」があります。

だから、
やみくもに医療費を恐れることはない
とも思います。 

ただ、いくら若いからといっても、いつ病気になってもおかしくないということはよく分かりました。

今後は、民間の医療保険の加入も検討していこうかと思っています。