この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

突発性難聴の症状が回復するために、良かったと思う4つのこと

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新年あけましておめでとうございます。カナエです。 

さて。

突発性難聴を発症してから、初めてのお正月を迎えました。 

2か月半くらい前の入院中は、こんな普通に、いつもの元旦と同じように過ごしているなんて想像できませんでした。 

発症した時の右耳の状態は、重度の難聴めまい耳閉感圧迫感、どれもとても酷く、2週間の入院でも少ししか回復せず。
きっとこれからも、そんなには回復しないかもしれないし、今までできていたことも出来なくなる。病室のベッドでそう思っていました。 

だけど、退院してから現在に至るまで、思っていたよりも回復しました。
そして、2ヵ月半ほど経った今も、まだ回復を続けています。 

ここまで回復できたのは何故か?

そこで、回復に良かったのではと思うことを振り返ろうと思います。

今現在の状況  

右耳の状態

発症から2か月半、突発性難聴を発症した右耳の今現在の状況です。

  • 高音が雑音のように入ってくる程度で、右耳はあまり聞こえない状態
  • ラジオの周波数が合っていないような「ザザー」という耳鳴りはあるが、日常ではほぼ忘れている
  • 耳閉感(耳の詰まった感じ)は、人の多い場所など以外はほぼ感じない
  • 圧迫感はほぼなし
  • ふらつきもほぼなし

という感じです。 

困っていること 

困ることといえば・・・

  • 騒がしい場所などでは特に、右側からの音や声が聞き取りずらい
  • 人の多い場所などでは耳閉感を感じる

でも普段は忘れていて、聞き取りずらい状況になって、「あ、右耳聞こえないんだっけ」と思い出す感じです。

 

2か月間とちょっと、やってきた治療

退院してから、約2ヵ月ちょっと経ちました。
突発性難聴の治療といえば、入院中は点滴がメインでした。 

退院してからは、毎日3回4種類の薬を飲むこと。あとは、診察ごとに聴力検査をして様子をみるという感じです。 

突発性難聴の治療には他にも、高気圧酸素治療、星状神経節ブロック、鍼治療などがあります。

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ちなみに、わたしはどれも行いませんでした。 

自分で治療の一環としてやっていたことといえば、ウォーキング

2週間の入院生活で筋力が落ちまくったので、リハビリのつもりで始めました。 ネットの情報で、「ウォーキングが突発性難聴の回復に良い」というを目にしたというのも大きな理由です。 

回復するために良かったと思う4つのこと

①すぐに治療を始めた 

これは突発性難聴を発症したら一番大事なことですが、すぐ病院に行く!
発症から治療開始が早ければ早いほど、回復する可能性は高くなるそうです。 

わたしは発症時、重度の難聴めまいもありました。これは回復の程度が悪いとされる症状といわれています。
そんな突発性難聴のなかでも重症のほうでしたが、右耳が変だと思ったその日に受診、翌日に入院して治療を開始したことは、良かったのかなと思います。 

②若さ 

回復には年齢も関係するようで、若い方が回復しやすいそう
わたしは30代後半ですが、耳鼻科の先生によれば「若い域」に入るようです。
これは自分では何ともできない事ですが、重症だったとしても、若い方が回復しやすいと聞くと、ちょっとでも希望がありますよね。

③ウォーキング

退院後、週3~4回ほどウォーキングしていました

  • ネットの情報で突発性難聴の回復に良いとされているのを読んだ
  • 主治医が「少し汗をかくくらいの運動」を勧めていた

という理由から、効果があったと思っています。

突発性難聴は、内耳の血流の悪さが原因にもなると考えられているので、血行が良くなることがいいのかもしれません。

ただ、退院後しばらくは、酷いふらつきと筋力の低下もあり、歩くだけでふらついていました。風の強い日は飛ばされそうになりながら、近所を一周するのがやっとでした。
なので、無理は禁物です!

はじめは本当にゆっくりしか歩けませんでしたが、そのうちに普通の速度で真っすぐに歩けるようになりました。週3~4日、約1時間くらいのウォーキングを続けて、2か月ほどでふらつきもほぼ治まりました。 

ウォーキングなら気軽にできるし、気分転換にもなるし、自分の状態がよく分かる。しかもお金がかからない!やってみる価値はあると思います。

④ストレスのない生活

突発性難聴のはっきりとした原因は解明されていないようです。でも、ストレスが発症の要因になることもあるそう。 

わたしの場合は間違いなく、ストレスが大きいと思っています。 
というわけで発症後も、ストレスの原因を取り除くことで、回復具合も良くなるのではと思います。

わたしは、仕事を辞めたことでストレスの少ない生活を送れています。主治医も言っていましたが、それが回復に良かったのかもしれません。 

ただ、仕事がストレスの原因と分かっていても、簡単に辞められませんよね。でも、できるだけストレスの少ない生活を送ることが、回復には欠かせないのではと思います。  

何が一番効果があったのか?

わたしが回復に良かったと思うことは以上の4つですが、はっきりとした根拠はないし、個人差もあると思います。試さなかった治療もあるので、やっていればもっと良くなっていた可能性もあります。

それと、薬の効果もあったのかもしれません。

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免疫力を高めることも大切

 

発症後2・3ヵ月は回復の可能性もあるようなので、自然治癒の時期と重なったということもあるかもしれません。

免疫力を高めるために、

  • 適度な運動
  • ストレスを溜めない
  • バランスのとれた食事
  • 十分な睡眠

が良いとされているそうです。突発性難聴の回復にも、大切な要素だと思います。

どの程度を良しとするか

回復したといっても、発症時と比べて良くなっただけで、完治したというわけではありません。

右耳の難聴と耳鳴りという後遺症は残っています。 

特に右耳の難聴は回復にも限度があるようで、今の状態からは大きくは変わらないだろうと思われます。

でも、です。
今現在、日常の生活で聞こえにくいなど困ることはありますが、不自由は感じていません。

仕事も復帰できる自信がなく辞めましたが、今の状態なら職種を選べば働けると、思えるようにもなりました。 

突発性難聴になってしまったものはしょうがない。

だから完治せずとも、この状態まで回復したのなら良しとしようと思っています