この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

退院後の生活・70日目「突発性難聴の特効薬はストレスのない暮らし」

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退院後の生活・70日目

 

昨日、一か月ぶりの診察に行ってきた。そこで驚きの事実が! 

といっても、ただわたしが勘違いしていただけなのだけど、聞こえない方の右耳、高音が聞こえるようになったと思っていたら、聞こえていたのは低音だった・・・。

今回の聴力検査もそうなんだけど、低音域の方が結果がいいのだそう。しかも一番低音のところは、聞こえる方の左耳と同じくらいの数値。

歩道の信号の音とか、高い音が聞こえるなぁと思っていたのは、何だったんだろう??ああ、勘違い!

低い音は聞こえにくい気がするんだけどなぁ~。
人の感覚って、あてにならないモノみたいです。

 

聴力検査の結果は全体的に、前回より少しずつだけど良くなっている、ということだった。嬉しい!

まじめに薬を飲んでるのもいいのかな。

 

発症から約2ヵ月半経っても聴力が変化していることに驚いた先生が、

「仕事はしてるの?」

と尋ねてきた。

病気になって辞めたことを伝えると、

「それが良かったのかもしれないね」

とのこと。原因はストレスか、やっぱり?!

そして治療にも、ストレスのない生活は、特効薬になるのかもしれないと思う。
ストレスの原因が仕事で、でも辞められないという人はたくさんいると思うけれど。

仕事を辞めて、治療に専念できているわたしは、恵まれている。

 

ところで、ずっと主治医の先生にお願いしたかったことを、勇気をだして言った。

わたし「今までの聴力検査の結果って、もらえませんか?」

先生「今までってどれくらい?」

わたし「一番初めから・・・」

先生「最初から全部?!」

わたし「・・・できれば・・・」

先生「はじめと、真ん中辺りと、今日のでいい??」

わたし「はい!それでいいです!!」

面倒くさそうに、聴力検査の結果をプリントアウトする先生。そんな先生の顔を伺いながら、自分から頼んだことだけどストレス感じた~。 

次の診察は2か月後、頑張ってゲットした3枚の聴力検査の結果を抱えて、病院をあとにした。
・・・と言いたいところだけど、次が2か月後ということは、薬が2ヶ月分出る!

ということで、大量の薬をもらったため自力で帰るのを諦め、正月休みの夫に迎えに来てもらって、ようやく帰宅。 

 

新年明けてから初めての、激混みの病院で気が付いたこと。

入院していた頃は、診察を待っている間とか、人の多いところに居ると右耳の圧迫感が激しすぎて辛く、ただ座っているだけでもダメで、早くこの場から立ち去りたい・・・と思っていた。

でも、今はそういうことが全くないことに、改めて気が付いた。人が多い場所では、まだまだ圧迫感を感じるけれど、辛くはない。 

病院の中にいる時は、一番ひどい状態の時と比べられるから、良くなっているのがすごくよくわかる。もうすっかり慣れた耳鼻科の待合室で、よくここまでこれたなぁと、感慨深かった。

 

叶わない人もいるかもしれないけれど、重度の突発性難聴になったら、ストレスの原因を取り除いた暮らしができれば、本当に一番いいと思う。