MRI検査とはどんな検査?費用はどれくらい?
こんにちは。カナエです。
突発性難聴になり、色々なことを調べていたところ、発症の原因の一つに、
「聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)」
が考えられるということを知りました。
聴神経腫瘍とは、聴こえの神経にできる腫瘍です。この腫瘍が原因で突発性難聴を発症する可能性もある、ということでした。この病気は、MRI検査で調べることができます。
そこで入院中、主治医の先生に尋ねたところ、「99%大丈夫だけど、心配だったら検査しますよ」という返答。
念のためということで急ぐ必要もなく、退院後に検査をしてもらうことにしました。
ちなみに検査した日についてはこちら。
では、聴神経腫瘍を調べるために受けたMRI検査がどのようなものなのかについてです。
MRI検査とは
MRI検査(MRI=MagneticResonanceImaging:磁気共鳴画像診断装置)とは、強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。
わたしが受けたのは、「頭部 単純 MRI」です。受診していた病院の放射線科で受けました。
造影剤を飲むこともなく、事前の食事制限もありませんでした。検査を受ける部位によっては、造影剤、食事制限もあるようです。
受けることができな人もいます
MRI検査はその特質上、受けることのできない人もいます。
- 心臓ペースメーカーを埋め込んでいる人
- チタン製以外の脳動脈瘤クリップが入っている人
- 体内に金属物が入っている人
- 骨折によりボルト固定がされたままの人
- 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある人(原則)
- 閉所恐怖症の人
- じっとしていることが困難な人(小児など)
- 以前に大きな外科手術を受けられたことがある人
検査着に着替えました
わたしは頭部の検査なので、自分の服のままでいいかと思っていましたが、検査着に着替えました。
更衣室にはこんな注意事項が書かれていました。
- 身につけている金属類は全て外して下さい
(特にピアス・ヘアピン・エレキバンなど) - クレジットカード・テレホンカード・定期券などを検査室には持ち込まないで下さい
- マスカラ・アイライン・アイブロウ・アイシャドウなどは、落としていただくことがあります
- 瞳の色を変える目的で使用されるカラーコンタクトレンズは、外してください
特に女性は、ブラジャー、肩ひもに金属が使われているキャミソールなどもダメです。
でも検査着一枚では頼りないので、わたしは下にTシャツを着ました。布だけのものなら、着ていても大丈夫でした。
そして、カラーコンタクトは禁止ということでしたが、普通のコンタクトをしていたので不安になり、検査技師さんに確かめました。ですが、カラーでなければ着用したままでも大丈夫でした!
いざ、MRI検査を受ける!
持ち込んではいけないものを確認され、分厚いドアを開けて、検査室に入りました。そこには写真かなにかで見たことがある、あのドーナツ型のマシーンが!
この中に入るのかぁ~と、緊張はマックス。
- 耳栓を渡され装着、ベッドに横たわる
- 「気分が悪くなったり、何かあったら押してください」と言われ、ブザーを渡される
- ブザーを握ったまま、頭に格子になったカバーがはめられる
- 「検査は約20分です。目を軽くつぶって、できるだけ動かないようにしてください」との説明
- 検査技師さんが退室し、検査が始まる
その後はずっと目をつぶっていたので、実際にベッドがどういう動きをして、どうやってあのドーナツの中に入ったか全く分からず、ちょっと残念!
ひたすら爆音に耐える20分
検査の間中、
- 「ビービービー」というけたたましい音
- 金属でできた何かを思いっきりたたくような轟音が響きまくる
その二つの爆音が、少しの沈黙の時間をはさみ、交互にズーーーーっとすぐ側で鳴っている。そんな状況でした。
- あまりの音の大きさに恐怖を感じる
- 時間が経っても慣れない
- 耳栓は役割を果たしていない
- じっとしているだけなので、時間が経つのが遅い
というわけで、あとどれくらいの時間で終わるのかが分かるように、ずっと頭の中で数を数えていました。気を紛らわしつつ、どうにか耐えました。
検査が終了して爆音から解放された時、無事に帰還した!と感慨深いくらいでした。いやぁーー、怖かった!
MRI検査の費用
気になる検査の費用です。
まず、わたしは病気の疑いがある検査のため、保険が適用されます。ということで、3割負担で支払ったのは、6,240円。
健康診断などで受ける場合は保険が適用されないので、20,000円程になるのではと思います。
ただし、費用は病院によって異なると思うので、あくまで参考までに。 不安を取り除くためなら、安いのかな??
検査結果
検査結果は、検査を受けた3日後の耳鼻科の診察で、主治医の先生から教えてもらえました。「聴神経腫瘍は認めません」ということでした!
MRI検査の脳内の画像を見せてくれるのかと思っていたら、報告書を一枚もらっただけでした。これも異常がなかったからだとは思うけれど、自分の脳の画像見たかったなぁ。
結果は良かったし、怖い検査を頑張って受けて良かったです!
大きな音はどうにかならないのか?
ところで、MRI検査のあの大きな音、最先端の技術でどうにかならないのかな?と思いました。
調べると、検査の特性上、音がでるのは仕方のないことのようです。小さくしようと思えばできるけど、画像が粗くなるなどの弊害もあるそう。
あの検査のおかげで、昔なら知らずに見過ごされていた病気を知ることもできるのでしょう。
まとめます。
わたしは呑気にも、検査を受ける前に詳しいことを調べず、気軽な気持ちで臨みました。
大きい音がするらしい、ということは何となく知っていた程度。検査着に着替えることすら知らず、慌てたくらいです。
でも今から思えば、あんなにすごい音が響き続けるって、知らなくてよかったと思います。受ける前も、不安で仕方なくなっていたかも。
といいつつ、怖かったとか書いて、不安をあおっていたらスミマセン・・・。
ところで、病院によるとは思いますが、検査を医師の方から提案してくれることは、ないかもしれません。すこしでも不安に思ったら、自分から申し出た方がいいと思ます。なんといっても脳内のことなので、1%の可能性でも、つぶしておきたいですよね。
20分とはいえ、大音量に耐えながらじっとしているのは長い時間ですが、病気の疑いにはっきり白黒つけてくれるこの検査、すごいと思いました!