この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

時間がたっぷりできたのでありがたく本を1000冊読んで考えた①『君たちはどう生きるか(吉野源三郎)』は迷える子羊を救う!

 

漫画 君たちはどう生きるか

こんにちは。カナエです。

 

突発性難聴になり、パートの仕事を辞めました。

収入が減り家計的には痛いのですが、自由な時間が増えました。
一日の家事以外の時間は、好きなことに使えます。


病気にはならない方がいいけれど、いいこともありますね。

 

時間がたっぷりできたのでありがたく本を1000冊読んで考えた 

 

先日、本屋で、堀江貴文さんの『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』という本が目に留まりました。
刑期中の読書までも商売につなげるなんて、さすがホリエモン

 

 

わたしは監獄ではなく病院、2年半の刑期ではなく2週間の入院だったので、さすがに1000冊は読めませんでした。

でも、時間はたっぷりある、本が好きなだけ読める!とノー天気なまでに嬉しかった。

右耳は聞こえなくても、本は読めるので。

 

入院中も退院後も、病気になる前とは色んなことが変わり、手に取る本も変わった気がします。

そこで、突発性難聴になった今だからこそ心に響いた本を、紹介していきたいと思います!

 

題して『時間がたっぷりできたのでありがたく本を1000冊読んで考えた』

(1000冊読む予定!)

 

というわけで今話題の、吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』(漫画・羽賀翔一バージョン)です。

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

 

君たちはどう生きるか』はこんな本

 

最近のベストセラー『君たちはどう生きるか』、わたしは8歳の娘も一緒に読めるかもと思い、買いました。

ミーハーのようですが、やはり売れている本は気になります。
本屋に行けば必ず目のつく場所に積まれているし、「売れてるって言うけど、どれほどのものかい?」と、冷やかし半分でめくってみます。

実際に買うことはないのですが、大量に積まれたこの『君たちはどう生きるか』、帯の「糸井重里さん、松浦弥太郎さん絶賛!」という言葉に、買ってしまいました。

ただのミーハーですね・・・。

 

でも時に、ミーハーなのが役に立つこともあるようで、読んでよかった!

心に突き刺さりました。

それと8歳には難し過ぎるな、フリガナふってないし。

漫画といっても、3分の一ほどは文章です。思ったよりは、難しいかも。

  

主人公に起こることや考えたことに沿って、「おじさん」が分かりやすく教え、そして考えるヒントを与えながら進んでいくこの作品。

わたしは、主人公に自分を重ねつつ、自分だったらどうだろうか?と問いかけながら、読み進めました。

 

 

ところで、突発性難聴の患者は「まじめ・仕事熱心・お人好し」という傾向があるそう。だから、悩むことも多い人生かと思います。

そんな傾向ど真ん中のわたしはこの本に、悩むこと自体にも「オッケイ」と言われたような気がしました。

そして、物事をどう受け取るか、人生をどう切り開くかは自分次第だと、この本は教えてくれます。

 

 

自分中心でしか考えられない自分を、脱ぎ捨てたくなります!

 

 

こんな人におすすめ

わたしは常に人生について悩んでいる、中年に差し掛かっているのに、万年・思春期。

人生という迷路に迷い込んだ子羊です。

 

そんな感じの人は、もうこのタイトルを見ただけで迷わず手に取ってしまうのではと思います。その直感は正しい!

 

この80年前に書かれた本、やはり古風な感じはします、主人公の寝間着は浴衣だし。

でも人間が大切にしていくべき根本的なところは、この80年後の現代でも何も変わりません。それどころか、新鮮で目が覚める!

若い世代に向けて書かれた作品だと思いますが、中年に差し掛かった世代、中年ど真ん中でも、まだ遅くはないと思います。

それどころか、背中を押してもらえるんじゃないかな。

 

でもやっぱり、若い頃に出会えていたらなぁとも思います。

悩める中学生や、若いうちに読んでおきたい一冊です。

 

 

まじめで、仕事熱心、そしてお人好しな迷える子羊よ、さあ、『君たちはどう生きるか』を読もう!