この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

突発性難聴はここまで回復する!4か月間の症状の変化をまとめました

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こんにちは。
風邪を引いたのに食欲がすごくて、家に引きこもりながら食べてばかり。
体重計に乗るのが怖い、カナエです。

 

さて。
突発性難聴を発症してから、約4か月が経ちました。

入院している時は、「こんな重症なのに本当に治るのだろうか?」という不安の日々でした。

でも徐々にですが回復し、症状が残ってはいますが、現在はほとんど不自由を感じることなく生活できています。

 

回復するために良かったと思うことは、こちらの記事でどうぞ。 

kono33.hatenablog.com

というわけで突発性難聴を発症し、

こんなに症状が酷いけれど、本当に良くなるの?
良くなるといっても、どれくらい?

と、不安な気持ちで過ごされている方へ。

4か月間で突発性難聴の症状がどのように変化し、どの程度回復していったのか
をまとめてみます。

あくまでわたしの場合なのですが、参考になれば嬉しいです。 

 

完治は3分の一

一般的に突発性難聴の完治率は、3分の一。

  1. 3分の一は完治
  2. 3分の一は症状が改善される
  3. 3分の一は症状が改善されない

と言われています。

完治には症状の重さ、治療を始めた早さ、年齢など、色々な要素が関わってくるそう。

わたしは、重度の難聴で、めまいもあったため、完治は難しいようです。症状が改善されるも、後遺症は残る「2」のタイプですね。 

それにしても「後遺症」と聞くと、何だかイヤ~な感じがしますよね。もちろん後遺症にも重い軽いはあると思います。

でも、重症な患者(わたしのことですが)でも、普通に日常生活が送れるまでに回復できることもあるのです 

発症時の症状

わたしが突発性難聴を発症した時の症状ですが、今思い返しても「酷かったなぁ」と思うほどのものでした。 

kono33.hatenablog.com


発症時の症状は・・・

  • 右耳がほぼ聞こえない
  • 耳鳴り
    ラジオの周波数が合っていないような「ザザザーー」という音や、濡れた道路を車が行き交う「ジュザザーー」という音
  • 耳閉感(耳の詰まった感じ)
  • 圧迫感
    頭の右側全体が大きな力で押し返してくるような感じ
  • めまい
  • 嘔吐

という、重度の突発性難聴の症状のオンパレード! 

総合病院病院の耳鼻科に駆け込むと、即、2週間の入院になりました。
自分で歩くのもやっとで、車いすに乗るという貴重な体験もしました~。 

入院中の回復具合

2週間の入院中は、1日2回の点滴、食後の薬、という治療を受けました。
3日に1度くらい聴力検査を受けましたが、少しだけ数値は良くなりました。

主な症状の変化(発症時を10とします)

  • 難聴・・・10
  • 耳鳴り・・・10
  • 耳閉感、圧迫感・・・9
  • めまい・・・1
  • ふらつき・・・9
  • 吐き気・・・1

目がグルグル回るというめまいはなくなったけれど、酷いふらつきは残りました。その他の症状は、あまり変わっていないかな??という感じのまま、退院。  

発症1か月後の症状

退院してからは、自宅療養を始めました。
1日3回、4種類の薬を服用。 

主な症状の変化(発症時を10とします)

  • 難聴・・・9
  • 耳鳴り・・・9
  • 耳閉感、圧迫感・・・7
  • ふらつき・・・7

右耳の聴力の変化は自分ではよく分からないけど、少しずつ「耳閉感・圧迫感」は収まってきました。本当に少しずつですが・・・。

ふらつきはまだまだ酷く、起き上がる時とか慎重にしないと、グラリとしました。
ウォーキングを始めるも、ゆっくり歩くのがやっとという感じ。 

発症2か月後の症状

1か月後から2か月後にかけては、一番回復を感じられた時期です。
診察時の聴力検査の結果もよく、先生に褒められた!

主な症状の変化(発症時を10とします)

  • 難聴・・・7
  • 耳鳴り・・・5
  • 耳閉感、圧迫感・・・4
  • ふらつき・・・2

聴力の回復に伴って「耳閉感・圧迫感」も良くなっていくようです。
右耳でも、雑音のようだけど聞こえるようになってきました。
ふらつきも、どんどん良くなっていった! 

 

発症3か月後の症状

このころから、耳鳴りも普段は忘れることもあったり、かなり回復を感じられました。

主な症状の変化(発症時を10とします)

  • 難聴・・・6
  • 耳鳴り・・・2
  • 耳閉感、圧迫感・・・2
  • ふらつき・・・1

人が多くて騒がしい場所などでは「耳閉感・圧迫感」は酷くなりますが、普段はほとんど気にならない程度。
右耳の聴力は回復を感じつつも、状況によってはまったく聞こえないこともあり。 

 

発症後4か月後の症状

家でも外出先でも、ほとんど不自由を感じることはありません。
でも、症状の変化もあまりなく、回復を感じることがなくなりました。このくらいの症状で落ち着くのかなという感じです。

 

主な症状の変化(発症時を10とします)

  • 難聴・・・6
  • 耳鳴り・・・2
  • 耳閉感、圧迫感・・・1
  • ふらつき・・・1

「耳閉感・圧迫感」が減ってはいますが、人混みや騒がしい場所などで酷くなるのは、変わっていません。
ふらつきはほぼありませんが、急に頭を動かすとふらつくことも。

 

聴力検査結果の変化はこんな感じ

 

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・・・発症時
・・・発症後2か月後の数値
・・・発症後3か月後の数値

発症時ほぼ聞こえていなかった右耳は、3ヵ月後には、低音は聞こえるレベル(20dB)まで回復しました。

 

4か月間の症状の変化をまとめます。

 

発症からあった症状は、4か月後にはこれだけ回復しました。

  • 右耳がほぼ聞こえない・・・⇒低音は聞こえるレベルまで回復
  • 耳鳴り・・・⇒普段は気にならない
  • 耳閉感・・・⇒普段は感じず
  • 圧迫感・・・⇒普段は感じず
  • めまい・・・⇒ごくたまにふらつく
  • 嘔吐・・・⇒全くなし

耳鳴り・耳閉感・圧迫感に関しては、普段の生活では気になりません。
ただし、

  • 人がたくさんいる場所
  • 騒がしい場所
  • 近くで大きな音が鳴り響いている場所

など状況によっては、普段「1」のレベルが「5」くらいになることもあります。

でも、酷くなる状況が分かっているので避けることも出来るし、ある程度は慣れます!

もちろん人によっては、症状が良くならずに残ることもあるかもしれないし、反対にもっと良くなる場合もあるかもしれません。

ですが、重症な突発性難聴でも、ここまで回復できる可能性があります。

少しでも治療をしていく希望になればいいと思います!