突発性難聴はここまで回復する!4か月間の症状の変化をまとめました
こんにちは。
風邪を引いたのに食欲がすごくて、家に引きこもりながら食べてばかり。
体重計に乗るのが怖い、カナエです。
さて。
突発性難聴を発症してから、約4か月が経ちました。
入院している時は、「こんな重症なのに本当に治るのだろうか?」という不安の日々でした。
でも徐々にですが回復し、症状が残ってはいますが、現在はほとんど不自由を感じることなく生活できています。
回復するために良かったと思うことは、こちらの記事でどうぞ。
というわけで突発性難聴を発症し、
こんなに症状が酷いけれど、本当に良くなるの?
良くなるといっても、どれくらい?
と、不安な気持ちで過ごされている方へ。
4か月間で突発性難聴の症状がどのように変化し、どの程度回復していったのか
をまとめてみます。
あくまでわたしの場合なのですが、参考になれば嬉しいです。
完治は3分の一
一般的に突発性難聴の完治率は、3分の一。
- 3分の一は完治
- 3分の一は症状が改善される
- 3分の一は症状が改善されない
と言われています。
完治には症状の重さ、治療を始めた早さ、年齢など、色々な要素が関わってくるそう。
わたしは、重度の難聴で、めまいもあったため、完治は難しいようです。症状が改善されるも、後遺症は残る「2」のタイプですね。
それにしても「後遺症」と聞くと、何だかイヤ~な感じがしますよね。もちろん後遺症にも重い軽いはあると思います。
でも、重症な患者(わたしのことですが)でも、普通に日常生活が送れるまでに回復できることもあるのです!
発症時の症状
わたしが突発性難聴を発症した時の症状ですが、今思い返しても「酷かったなぁ」と思うほどのものでした。
発症時の症状は・・・
- 右耳がほぼ聞こえない
- 耳鳴り
ラジオの周波数が合っていないような「ザザザーー」という音や、濡れた道路を車が行き交う「ジュザザーー」という音 - 耳閉感(耳の詰まった感じ)
- 圧迫感
頭の右側全体が大きな力で押し返してくるような感じ - めまい
- 嘔吐
という、重度の突発性難聴の症状のオンパレード!
総合病院病院の耳鼻科に駆け込むと、即、2週間の入院になりました。
自分で歩くのもやっとで、車いすに乗るという貴重な体験もしました~。
入院中の回復具合
2週間の入院中は、1日2回の点滴、食後の薬、という治療を受けました。
3日に1度くらい聴力検査を受けましたが、少しだけ数値は良くなりました。
主な症状の変化(発症時を10とします)
- 難聴・・・10
- 耳鳴り・・・10
- 耳閉感、圧迫感・・・9
- めまい・・・1
- ふらつき・・・9
- 吐き気・・・1
目がグルグル回るというめまいはなくなったけれど、酷いふらつきは残りました。その他の症状は、あまり変わっていないかな??という感じのまま、退院。
発症1か月後の症状
退院してからは、自宅療養を始めました。
1日3回、4種類の薬を服用。
主な症状の変化(発症時を10とします)
- 難聴・・・9
- 耳鳴り・・・9
- 耳閉感、圧迫感・・・7
- ふらつき・・・7
右耳の聴力の変化は自分ではよく分からないけど、少しずつ「耳閉感・圧迫感」は収まってきました。本当に少しずつですが・・・。
ふらつきはまだまだ酷く、起き上がる時とか慎重にしないと、グラリとしました。
ウォーキングを始めるも、ゆっくり歩くのがやっとという感じ。
発症2か月後の症状
1か月後から2か月後にかけては、一番回復を感じられた時期です。
診察時の聴力検査の結果もよく、先生に褒められた!
主な症状の変化(発症時を10とします)
- 難聴・・・7
- 耳鳴り・・・5
- 耳閉感、圧迫感・・・4
- ふらつき・・・2
聴力の回復に伴って「耳閉感・圧迫感」も良くなっていくようです。
右耳でも、雑音のようだけど聞こえるようになってきました。
ふらつきも、どんどん良くなっていった!
発症3か月後の症状
このころから、耳鳴りも普段は忘れることもあったり、かなり回復を感じられました。
主な症状の変化(発症時を10とします)
- 難聴・・・6
- 耳鳴り・・・2
- 耳閉感、圧迫感・・・2
- ふらつき・・・1
人が多くて騒がしい場所などでは「耳閉感・圧迫感」は酷くなりますが、普段はほとんど気にならない程度。
右耳の聴力は回復を感じつつも、状況によってはまったく聞こえないこともあり。
発症後4か月後の症状
家でも外出先でも、ほとんど不自由を感じることはありません。
でも、症状の変化もあまりなく、回復を感じることがなくなりました。このくらいの症状で落ち着くのかなという感じです。
主な症状の変化(発症時を10とします)
- 難聴・・・6
- 耳鳴り・・・2
- 耳閉感、圧迫感・・・1
- ふらつき・・・1
「耳閉感・圧迫感」が減ってはいますが、人混みや騒がしい場所などで酷くなるのは、変わっていません。
ふらつきはほぼありませんが、急に頭を動かすとふらつくことも。
聴力検査結果の変化はこんな感じ
〇・・・発症時。
〇・・・発症後2か月後の数値。
〇・・・発症後3か月後の数値。
発症時ほぼ聞こえていなかった右耳は、3ヵ月後には、低音は聞こえるレベル(20dB)まで回復しました。
4か月間の症状の変化をまとめます。
発症からあった症状は、4か月後にはこれだけ回復しました。
- 右耳がほぼ聞こえない・・・⇒低音は聞こえるレベルまで回復
- 耳鳴り・・・⇒普段は気にならない
- 耳閉感・・・⇒普段は感じず
- 圧迫感・・・⇒普段は感じず
- めまい・・・⇒ごくたまにふらつく
- 嘔吐・・・⇒全くなし
耳鳴り・耳閉感・圧迫感に関しては、普段の生活では気になりません。
ただし、
- 人がたくさんいる場所
- 騒がしい場所
- 近くで大きな音が鳴り響いている場所
など状況によっては、普段「1」のレベルが「5」くらいになることもあります。
でも、酷くなる状況が分かっているので避けることも出来るし、ある程度は慣れます!
もちろん人によっては、症状が良くならずに残ることもあるかもしれないし、反対にもっと良くなる場合もあるかもしれません。
ですが、重症な突発性難聴でも、ここまで回復できる可能性があります。
少しでも治療をしていく希望になればいいと思います!