この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

突発性難聴になって困ったことTOP5【入院中編】

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こんにちは。カナエです。

突発性難聴を発症してから半年、完治しないまま暮らしています。
今ある後遺症は、右耳の難聴と耳鳴り、時々耳閉感。といっても、四六時中この症状を感じているわけではなく、特に家に居る時は、ほぼ忘れています。自分の状態に慣れたんでしょうね。

でもやはり、健常な耳とは違います。時と場合によっては、不便を感じたり困ったりすることもあります。このブログで時々困ったことなどは書いていますが、この半年間でわたしが感じた、突発性難聴になって困ったことについてまとめてみました。

症状が回復していくと困ることも変わっていったので、一番症状が酷かった【入院中編】と、【退院してから編】に分けたいと思います。
というわけで、今回は困ったことTOP5【入院中編】です。

【退院してから編】はこちら。 

kono33.hatenablog.com

 

困った!第5位 物を拾えない

発症時はグルグルと周りが回る、回転性めまいに襲われました。入院してからは良くなっていきましたが、ふらつきはずっと酷いまま。
頭を動かしたり、横にしたりすると目が回りだすので、しばらくはベッドを直角の状態にして寝たりしていました。

そこで一番気をつけていたのは、物を下に落とさないこと!

もしベッドの下に落としたら、頭を低くしたり動かさないと拾えません。ふらつきが酷い状態だと、それが怖くてできないのです。

気をつけていたので落とすことはなかったけれど、ある時、隣の患者さんの眼鏡ケースがこっちに転がってきた!!
さすがに知らんぷりもできず、できるだけ頭を動かさないように、そーっとしゃがんで拾いました。何とかふらつかなかったけれど、そんなことすら、ちょっとしたスリルでした・・・。

困った!第4位 病室内に手すりがない

入院時はめまいがあったので、移動するのは車椅子。トイレの度にナースコールして連れて行ってもらっていました。でも2日くらいして、いちいち呼び出すのも申し訳なく、一人で歩いて行くことにチャレンジしてみました。こっそりと。

ところが、わたしのベッドは大部屋の一番奥。
病室の端から部屋の中央を横断するので、もちろん手すりはありません。手すりのない場所を歩くのは、ふらつく身体では怖い!はじめは歩き始めた子供のように、一歩一歩進んでいく感じでした。手すりがある廊下までの、ホンの数メートルが長かった~。
回復と共に少しずつ大丈夫になりましたが、入院中は手すりに頼りすぎて、退院後の手すりのない生活が不安でした・・・。

 

困った!第3位 風呂に入るのに時間がかかる

入院してから1週間は、めまいがあったのと、ステロイドによる免疫力の低下で微熱もあり、風呂は禁止でした。なので入浴がオッケイになったときは嬉しすぎました!
しかし!風呂は予約制で、時間は30分間。ふらつくのでゆっくりしか動けない体には、微妙な時間です。しかも髪を乾かすのも済ませなきゃいけない!

やはり実際入ってみると、ふらつくので急げない分、健常な状態より時間がかかりました。というわけで2回目からは、事前にイメージトレーニング、無駄がないようにシミュレーションして挑みました!まあ、髪を乾かし終わって、ドライヤーをナースステーションに返すのは本当にギリギリでしたが・・・。

とはいえ、風呂の時間は入院中の癒しタイムでした。もうちょっと長ければもっと最高でした~。

 

困った!第2位 コンビニのモーター音が耐えられない

入院していた病院には、1階にコンビニがありました。
ただ、はじめのうちは一人ではとても行けず、入院2・3日目くらいに家族に連れて行ってもらって行くことができました。

たった数日間できなかっただけなのに、コンビニで買い物ができるというだけで、すごく嬉しかった!
でも、コンビニ内は冷蔵庫だらけで、そのモーター音が耳にものすごく響きまくって、辛かったのです。そのコンビニ、狭かったから尚更だったのかも。
嬉しくてゆっくり見たいのに辛すぎるという、複雑な感じ。コンビニってなんで冷蔵庫だらけなんだよ~と、恨めしくも思いました・・・。

ただ、その時は退院後もコンビニには行けないかもと思っていましたが、全然平気でした!

 

困った!第1位 病室以外にいるのが辛すぎる

入院中は、めまいもあったので病室のベッドで過ごすことが多かったです。でも、何といっても耳以外は健康だし、慣れてくると暇なので、気晴らしにデイルーム(患者や見舞い客が自由にくつろげる場所)へ歩いて行くこともありました。

でも、静かな病室にいるとあまり感じなくても、人が居る場所では、圧迫感・耳閉感がものすごく酷くなりました。それに、デイルームには自動販売機があって、そのモーター音がコンビニの冷蔵庫以上に、ものすごく響いて辛い!
暇だし、一人でベッドにいると気持ちが沈むこともあるので、大きな窓から外を見渡せるデイルームにも行きたい。でも何度も我慢できなくなって病室に帰りました。なので電話したいときなど以外、だんだん行くことは少なくなりました。
右耳への症状が酷くなるで、病室以外にいるのが辛すぎる!それが、入院中で一番困ったことダントツの第1位です。

 

まとめます。

というわけで、入院中の困ったことについてでした。
今思い返せば、一番症状が酷かった頃なので、自分の状態にも慣れていないし、そりゃあ困ったことだらけでした。もう忘れちゃったこともあると思いますが。
でも回復した今は、どこに物が落ちようと拾えるし、コンビニも自動販売機も大丈夫。入院中のわたしに教えてあげたいくらいです。

突発性難聴の症状が酷いと、どんなことが困るか、参考になればいいなと思います。