この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

映画『万引き家族』を観てきました。やっぱり安藤サクラ!

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画像元:https://eiga.com/movie/88449/

こんにちは。カナエです。

ずっと、映画やDVDを好きなだけ観られる時間があったいいなぁと思っていました。

仕事を辞めた今、好きなだけ観られる時間はあります。右耳の難聴は、映画鑑賞に差し支えないことも分かっています。

なのになんだかんだ後回しになっているという、ありがちなパターン・・・。でも、これだけはどうしても映画館で観ておきたかった!

映画『万引き家族』を観てきました。

映画『万引き家族

あらすじ

ボロい平屋に住む、祖母、夫婦、息子、妻の妹の4人。家族は祖母の年金を頼りに、足りないものは万引きをして賄っていた。
ある日、アパートの部屋の外へ出されている、幼い女の子を見つけて連れて帰る。
犯罪でつながっていながらも、笑いながら仲良く暮らしていた家族だが、ある事件をきっかけに、その秘密が次々と明らかになり、引き裂かれる。

というお話です。

詳しくは公式サイトで。

gaga.ne.jp

涙なしでは見られない 

出演者はほとんで見たことがある顔なのに、本当に役の人物を生きているとしか思えないほど素晴らしく、街の片隅でひっそりと生きている家族を、こっそりと覗き見ているような感じでした。

犯罪でつながっているのに、不思議と楽しそうな家族、その愛情深さに何度も胸を打たれました。

そして、なんといっても安藤サクラ!(樹木希林さんも凄すぎるけど)笑うときも泣くときも、突き抜けた明るさの中に憂を帯びた感じ、たまらん!

はじめから、涙腺が崩壊しそうな予感がしていましたが、終盤の家族が崩壊していく様、涙なしでは見られません。帰りの車の中でも余韻に浸って泣けてくる、というほど、観終わった後もジワリと効いてくるお話でした。

安藤サクラ!!

ドラマ『ゆとりですがなにか』で初めて見た時から、安藤サクラさんが大好きです。

万引き家族』を観る前に、安藤サクラさんが主演されている映画『100円の恋』0.5ミリをDVDで観ました。

『100円の恋』は、ボクサーになるお話ですが、とにかくはじめから最後まで安藤サクラのすごさが炸裂しています。

0.5ミリ』はなんと196分!その長さと、途中で坂田利夫さんが出てきた辺りで、この後の展開が不安になりました・・・。でも、最後はアホの坂田ナイス!に変わりましたが。ラストの、安藤サクラが車を運転しているシーン。「安藤サクラにセリフなんていらないな」と思わせるその表情。それを見られただけでも、196分頑張って観てよかった!と思いました。

ただ必死にやるだけだ

万引き家族』がカンヌ映画祭パルムドールを受賞してから、安藤サクラさんのインタビュー記事をよく見かけるようになり、貪るように読んでいます。

そのなかで、「子供を産んだら子育てに専念しようかと思っていたけれど、仕事に復帰した。でもどちらを選択したとしても、ただ必死にやるだけだ」というようなことを、おっしゃっていました。

人生には選択を迫られることもあるけれど、その選択が正しいか間違っていたかよりも、ただ選んだ方を必死にやればいいのだ。突き刺さる言葉でした。

やっぱり安藤サクラさん、好き!!

色々なことを考えさせられるけれど

色んなことを考えさせられるお話です。でも、この映画で感動したことには変わりなく、思いがたくさん詰まったこの作品が、素直にすごいなと思いました。