この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

突発性難聴を発症してから11ヵ月が経ちました。失くしたモノよりも今あるモノを大事にしたいです

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こんにちは。カナエです。

突発性難聴を発症してから、11ヵ月が経ちました。

この間、ドラマを見ていたら、病室のベッドで患者が点滴をさしたまま横たわっている、という場面が出てきました。

それを見た瞬間、自分が入院していた時の匂い、空気感がよみがえった!

1年近く経ったとはいえ、入院中の記憶は強烈すぎて、簡単には忘れないようです。きっかけがあれば、一瞬でタイムスリップしてしまいます。

とはいっても、辛い記憶ではなく、どこか懐かしい。それくらい、右耳の症状があまり気にならなることはない毎日です。

現在の右耳の様子

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はい、お馴染みのオージオグラムです。黄色の数値が3か月近く前の結果ですが、今も変わらないのではと思います。

ところで、3ヵ月前の聴力検査の右耳の平均聴力は62.5dBでした。

平均聴力によって、難聴のレベルも分かります。平均聴力61~80㏈は「高度難聴」だと思っていたのですが、50~70dBは「中度難聴」という分類もあります。

参考にするものよって違うようですが、何でかな?でも、高度より中度の方が心情的にはいいですよね。

今週は3ヵ月ぶりの診察があります。その時には聴力検査も受ける予定なので、またご報告いたします。

耳鳴り・耳閉感

耳鳴りは相変わらず「ザザーー」という音で鳴りっぱなし。ですが、あまり意識することはありません。

耳閉感も相変わらず、普段はほぼ感じませんが、人が多い場所、モーター音が大きいところなど、場所や状況によっては耳がボーンとします。

ふらつき

ふらつきは、ほぼ無くなりましたが、頭を振ると少しクラッとすることもあります。これはもう治らないんじゃないかなぁと思います。

それもあって、乗り物で酔うかもという不安が完全にはなくなりません

ふらつきが酷かった発症後しばらくは、常に酔いそうでした。そこからはかなり良くなったし、乗り物は平気ですが、乗っている間はスマホを見ても酔いそうな気がします。

でも気をつければ防げるので、問題はありません。

発症から11ヵ月経って思うこと

こうしてブログを書いているということもあって、突発性難聴について調べたりすることもあります。 

ですが、もっと良くなりたい!というパワーは出てこなくなり、自分でも驚いています。
これは「諦め」もあるかもしれませんが、突発性難聴の後遺症が残っているということが、自分の中で大きな要素ではなくなってきているからだと思います。

例えば、仕事を始めようかと考えた時、右耳の難聴のことは不安です。不自由なことがあるかもとか、迷惑をかけるかもという思いがあります。

ですが、今のままの暮らしでは、右耳の難聴も自分の中のただの一部分。すべてではありません。

失くしたモノよりも今あるモノを。
今はとりあえず、”中度難聴”の右耳の機能を低下させず維持すること(あわよくば少しでも良くなること)、そして健常な左耳を大事にしたいと思っています。