この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

突発性難聴の後遺症で聞こえにくい右耳。1年前よりも「聞こえる!」と実感したこと

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こんにちは。カナエです。

 

突発性難聴を発症して約1年3か月。

通院をしなくなって、約4ヵ月たちました。
「悪くはなっていないと思う」という程度の自覚だけで、右耳の聴力が今どのくらいなのかは実際には分かりません。

 

ですが、右耳の変化がよく分かることがありました。

発症から3か月後のとても困った状況

1年前のちょうど今頃にこのブログで、「町内の集まりで、司会の人の話がほとんど聞こえずに困ったこと」を書いていました。

 

kono33.hatenablog.com

  • 集会室のエアコンの大きな音
  • 話す人の方に難聴の右耳を向けるポジションに座る

という、ほぼ聞こえない状況でした。

発症から3か月経って症状も良くなり、普段の生活に不自由を感じなくなっていた頃だっただけに、ショックも大きかったのかもしれません。

 

でも、そんなこともすっかり忘れていたつい先日。
1年に一度の町内の集会へ、再び出席してきました。

 

同じ状況だからよく分かった変化

集会室へ入り、昨年と全く同じ位置に座った時にようやく
座る位置がとっても大事”
という1年前の反省を思い出しました・・・。

時にすでに遅し・・・。f:id:n-kanae:20190205132609p:plain

(こんな感じの位置関係。雑ですが参考までに) 

1年前の記憶が蘇って憂鬱になっていたわたしの右耳に、
司会の人の声が・・・

聞こえるーー!!

 

もちろん、聞き取れるように集中していたけど。
エアコンは今年もうるさく稼働中だし。
司会は昨年とはちがう人だけど、特別声が大きいというわけでもなさそう。

あれ?
もしかして??
良くなっている??

 

昨年と同じ状況だから、その変化がよく分かりました。

 

聴力検査の結果からは分からない変化 

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上記のオージオグラム、水色の数値が発症後約3か月、紫色が約1年後です。
比べると、そんなに大きくは変わっていません。

突発性難聴が回復するのは、発症後3か月くらいまでとも言われていますが、そんなことがよく分かります。

 

そんななかでの、今回の集会室での一件。

 

ただ、右隣に座った方の声はマスク着用のため聞き取りにくく、その辺は相変わらずなので、聴力がいきなり上がったとは考えにくいです。

 

健常な左耳のサポート能力が上がったのか?!

・・・かどうかは不明ですが、
こんなにも突然「前よりも聞き取れた」ということが実感できて、本当に嬉しかった!!

 

聴力検査の結果からは分からない変化も、あるようです。


実感は強い

例えば、居るだけで辛かった病院の待合室で、ずっと座っていても平気になった時。
例えば、真っすぐに歩けずによろけた道路の傾斜を、何事もなく通り過ぎた時。

そんな身体がダイレクトに受け取る変化には、本当に励まされてきました。同じ状況になってみないと分からない実感って、強いです。

 

発症から1年以上たっても、良くなっていることを実感できる機会があるなんて思いもしませんでした。

嫌な思い出がある場所も、行ってみるものですね。