この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

退院後の生活・46日目「発症から約2ヵ月。わずかながら回復続行中!」

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退院後の生活・46日目

 

気が付けば、突発性難聴になってから2ヵ月が経とうとしている。 

そんな今、回復のためにやっていること。

  • 薬をきちんと飲む(メチバコール錠、アデホスコーワ顆粒、イソバイドシロップ、当帰芍薬散)
  • ウォーキングを汗ばむくらい毎日する
  • 水を一日1リットル飲む
  • 無理をしないように過ごす 

退院する前に主治医に、「発症から1ヵ月で聴力は固定する」って言われたから、そればかり気にしてきた。 

でも、どうよ、これ!という感じ。

2か月経つ今、自分が突発性難聴ということを忘れるほど、快適に過ごせている毎日だ。

はじめの頃の、頭の右半分が重く寄りかかってくる感じの、あの圧迫感はもうない。

それに、前回から1か月間は診察がないから、数値的に聴力が良くなっているかは分からないけど、耳鳴りといい、耳の詰まった感じといい、まだまだ良くなっている気がする。

 

といっても、回復しているだけではなく、「慣れ」というのもかなり大きいと思う。

とあるブログで、突発性難聴の患者が「耳鳴りとかは良くなるのか」と質問したら、医者に「そのうちに慣れる」と言われたというようなことが書いてあった。

それを読んだ時は、冷たい対応だな~と思ったけど、慣れるというのは本当だった!

 

突発性難聴は完治する確率が3分の一、症状が改善されるのは3分の一、全くよくならないのも3分の一って言われているそう。

ってことは、元に戻らない人は3分の二、患者の約66%ってことだ。 

それを聞くと、けっこうお先真っ暗という感じがする。
でも実際にその66%になってみると、この「慣れる」というのにすごく救われているのだ。 

だって、軽くなったとはいえ、耳鳴りとかの症状が年がら年中つづくって、ものすごいことだ。突発性難聴じゃなかったら、地獄だって思うかも。 

なのに、たった2か月で普段の生活では特に感じないくらいに、この症状に慣れてしまった!

この「慣れる」という感覚、人間の身体が持っている「力」なのかもしれない。ま、昔とは変わっちまったけど、それならそれなりに、やるぜ。って感じで。

だとしたら、すごすぎる。

 

この病気と上手に付き合っていけるという自信が、日に日に増していく。そんな2か月だった。 

 

もう一つ。最近の変化といえば、「走れるようなってた」こと。 

退院してしばらくは、歩くだけでも頭に振動がきてふらついていた。横断歩道で信号が点滅し始めたりでもしたら大変で、恐る恐る急ぐという感じ。

走るなんて、とんでもないことだったのだ。 

でもどうでしょう!
あまり意識はしてなかったけど、昨日あたり、外が寒くて早く車に乗り込もうと「走っている自分」に気が付いた。

走ってるよ、わたし! 

もういつから走るのが大丈夫になってたのか、分からないくら自然に。そういえば歩くのも、全くふらつかなくなっている。

これって、回復してるってことだと思う。

 

聴力検査の結果より、こういう不便さが改善していってくれるのは本当に嬉しい!