突発性難聴の後遺症が残ったまま初めての仕事。予想外の出会いもありました
こんにちは。カナエです。
約1年3か月前に突発性難聴を発症し、それまでしていたパートの仕事を辞めました。
それから1年とちょっと、昨年の11月から短期間ですが仕事をしていました。
右耳の難聴という後遺症が残ったまま、以前のように仕事ができるだろうか?
困ることはないだろうか?
迷惑をかけることはないだろうか?
心配はいろいろありましたが、実際に働いてみたら想像もしていなかったこともありました。
というわけで、後遺症が残ったまま働くことについてです。
自分に合った仕事を選ぶ
病気になる前は、飲食店で接客の仕事をしていました。
接客業は好きですが、右耳の難聴という後遺症が残った今となっては、BGMが流れ、騒がしくもなる飲食店の中で声を聞き取るということに不安がありました。
というわけで、
- 黙々と一人でできるような仕事
- 騒がしくないできるだけ静かな環境
- 体力的に負担にならないような仕事
という条件をクリアしそうな仕事を見つけました。
繁忙期の短期間の勤務でしたが、それもちょうどいいかなと。
面接時に職場を見学させてもらえたので、ここなら大丈夫そうだなと確認もできました。
実際に働いてみると
病気や右耳の難聴のことは面接時に説明し、一緒に働く人たちにもできるだけ伝えました。
知っていてもらえるというだけで、不安って軽くなるものですね。
もちろん聞き取りにくい事はありましたが、聞き返すと近付いて話してくれたりと、気遣ってもらえる時もありました。
やっぱりマスクが怖い・・・
以前も書きましたが、マスクをしている人の声は本当に聞き取りづらい・・・。
マスクが必要な職種ではありませんが、季節柄、マスク率高し!
正面からだと余計に聞き取れず、申し訳ないほど何度も聞き返してしまうこともありました・・・。
あとマスク着用でさらに風邪で声が出にくいという方がいて、喋りかけられるのが怖いくらい、何言ってるのか分からず。とにかく早く治って~と願うばかり。
そんなこともありました。
「突発性難聴の後遺症で右耳が聞こえにくいんです」と伝えた時の反応
一緒に働く人の声が聞き取りづらいことがたまにあるくらいで、仕事上、難聴で支障をきたすことはありませんでした。
それよりも予想外のことが。
「突発性難聴の後遺症で右耳が聞こえにくいんです。もしかしたらご迷惑をかけることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします」
という感じで伝えると、大体の方は体調は大丈夫なの?とか、最近芸能人がかかった病気だよね?とか、そんな感じの反応。
そんな中、
「わたしも何年か前に突発性難聴になって、右耳聞こえにくいんです」
という方が!いたんです!!
お互いに驚きつつ何だか嬉しくなって、思わず握手してしまいました。
いやぁ~びっくりした!
そしてもう一人。
「堂本剛くんと一緒の病気だよね?」
と、やたら突発性難聴について詳しい方が。
聞くとキンキキッズの大ファンで、毎年恒例のお正月開催のライブが病気の影響でか今年は行われず、すごくがっかりしたそう。
「完治はしないのかな?もう2人のハモリを生で聞けないのかな?」と悲しんでいるところに、「う~ん完治はしないと思う」と悪魔のような返答でより悲しませてしてしまいました・・・。
こんなに愛されているなんてスゴイ。
そして病気の認知度が高まるという意味で、有名人の力はすごいなとあらためて思いました。
いやぁ~またもやびっくりしました。
突発性難聴だからこその出会いというのもあるんですね。
説明しなくても病気のことを分かってくれる人がいるということが、とても心強く感じました。
片耳が難聴でも働けました
というわけで、短期間ですが仕事をしてみました。
決められた時間に出勤、仕事を覚えて働いて、職場の人とお弁当を食べる。そんなことが新鮮な日々でした。
もちろん、後遺症が残ろうが何だろうが、今まで通り仕事をされている方も大勢いらっしゃることでしょう。本当にすごいです。
突発性難聴を発症したばかりの頃、また働けるなんて想像もできませんでした。
そんなわたしには、生活に支障がないだけでなくまた仕事ができたということが、
後遺症があってもどうにかなる!
という自信になりました。