この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

入院生活11日目・12日目

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入院11・12日目の記録です。

入院している病棟の窓からの景色。
下を見下ろすと頭がふらついて酔いそうだったけど、なんとか、外を眺められるようになってきた頃です。

入院11日目

退院が決まる

近頃、看護師さんか同室の人か、足音や気配で何となくわかるのだけど、ベッドの上で朝食を食べていたら、聞きなれない足音がこちらへ向かってくる。
なんと、主治医の先生が病室まで来てくれた!

明日には予定していた点滴が終わるけど、早く退院したい?と聞かれる。
もちろん「したいです!」と即答。

というわけで、明後日に退院が決まった。
家に帰れるーー!!

入院するまで知らなかったけれど、耳鼻科も手術があるみたい。
わたしの主治医の先生は、手術も忙しいみたいで、診察も他の先生ばかり。
なので朝一で病室に来てくれたらしい。
主治医の先生の顔を見るとホッとする。
何度も会ったことがあるわけではないのに、何故だろう。

点滴の残りの回数はあと4回。
終わったら左手に刺さりっぱなしの点滴の管が取れる!何だか感慨深いぞ!


退院後の生活への不安を数えたらきりがないけれど、今は退院することだけが希望。

入院12日目

退院後の生活で頭がいっぱい 

入院最終日。
ここにきて、母、職場の人、夫が来てくれて、賑やかな日になる。 

相変わらず耳鳴り、閉塞感、圧迫感がすごいけれど、こんな状態でも人と話すってものすごく気分転換になることが驚き。普段は看護師さんとしか話さないからね。

もう退院後の生活のことで頭がいっぱい、嬉しすぎて。
退院してからの生活や、どの程度回復する可能性があるのかとか、ネットで調べまくる。 

それと同時に、ずっとこの耳の状態だったら旅行も無理だし、できないことがたくさんあるなぁと、悲しくなる。おばあちゃんになっても変わらないのかなぁって。


でも突発性難聴を発症してから今まで、こんな風に悲しくなることが少なかったから、不思議。暇なりに、なんだかんだ入院生活は新鮮で楽しかったし。
どんだけ呑気なんだ!

 

先生への質問

退院前に先生に聞いておきたいことがあると看護師さんに伝えたら、夜9:00過ぎに、病室に主治医の先生が来てくれる。

あらかじめメモしておいたことを聞く。

  • 退院後の生活で気を付けること
  • めまいは再発しないか?
  • 脳に腫瘍とか、原因があることはないか?(これはネットで調べた情報)

先生の回答。

  • 退院後は無理しないように生活してください。でも運動とかしてもいいよ
  • めまいの再発はない(めまいの薬が退院後もずっと出ていた)
  • 脳の腫瘍は100%ない。ただ、99%ないけれど、聴神経腫瘍の可能性がないことはないから、気になるようだったら検査できる

ということだった。
それで退院後にMIRの検査をしてもらうように、お願いした。
病気だったらと思うと怖いけど、気にしながら過ごすより、できることはやっておきたい。