映画『未来のミライ』を観てきました。細田守監督作品、30代後半女子のおすすめベスト3はこれ!
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こんにちは。カナエです。
細田守監督の最新作、映画『未来のミライ』を観てきました。
『バケモノの子』を観て以来、細田守監督の作品のファンです。
というわけで、30代後半女子目線で勝手に、細田守監督作品をランキングしてみました。
第3位 『バケモノの子』
ジブリとディズニー以外、アニメの映画を観たことがありませんでした。「アニメ好き(オタク?)」でないと理解できない世界なのかなぁという、偏見があったのかも。
ですが、大人が泣いたという評判を聞いて観た『バケモノの子』(2015年)。バケモノの世界へ紛れ込んでしまった少年が、成長していくお話です。
バケモノの世界という現実離れした話なのに、リアルな世界と地続きで、すごく面白いです。キャラクターも楽しくて、子供にも話が分かりやすい!ウチの9歳の娘はこの作品が一番好きなようです。
子供の成長していく様とか、親子の愛とか、そういうのがでてくると、30代後半女子は弱いみたいです。ファンタジーなんだけど、関係性が人間くさくて心を揺さぶります。
大人の心にもしっかりと届く素晴らしいストーリーです。
第2位 『サマーウォーズ』
『サマーウォーズ』(2009年)は、ネット上の仮想空間で、AIが起こした現実世界に影響を及ぼすテロに、大家族が立ち向かう、というお話です。
とにかく、デジタル時代の物語!という感じです。ついていけるかなぁと思っていたアナログ人間のわたしでしたが、大家族が描かれた場面でグッとつかまれ、引き込まれました。特に家長のおばあちゃんの存在が秀逸です。
ネット上の事件なんだけど、戦国時代も関わってくるという奥行き!家族の絆!見終わったあと、すごいものを観てしまったという気がしました。
仮想空間やAIというのもがいまいち「?」な昭和50年代生まれの女子でも、大丈夫。デジタルな世界でありながら、描かれているのは、すごくアナログな「家族」です!
ですが、子供にはちょっと理解するのが難しいかも??
第1位 『おおかみこどもの雨と雪』
『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)は「おおかみおとこ」との子供2人を、人間のお母さんが女手一つで育てていく物語です。
2人の子供は「おおかみこども」で、人間の子供とは違って大変な事もあります。育てるお母さんの奮闘ぶりや、自分だけ人間だからこその気持ちに、感情移入しまくり。涙なしでは見られません。
そして子供は成長して、親の手を放していく。美しい自然の中、家族で暮らした毎日が丁寧に描かれていたからこそ、切なくなるお話です。
半分オオカミという設定、子供もお話に入りやすいようです。
母でもある30代後半女子の、おすすめ細田守監督作品のダントツの第1位です!
最新作『未来のミライ』
というわけで、最新作への期待が高くなってしまうのも、 仕方のないことです。と断りを入れておいて、最新作『未来のミライ』(2018年)です。
『未来のミライ』は、4歳の男の子が、未来から来た妹と出会い、過去の家族と出会い、成長していく物語です。
はじめは、今どきの家族がリアルに描かれ、お父さん役の声優が星野源ということもあって、出だし好調。ですがその後の展開に、どんどんついていけなくなる・・・。ストーリーも言わんとしていることも、とうとう最後まで入ってこず・・・。
途中からもう福山雅治にしか見えなくなる若きひいおじいちゃんの場面や、未来の東京駅の風景は、とても好きでした。お父さんも、星野源が出演しているようにしか見えないキャラクターで、最高です。
ちなみに大好きな星野源のエッセイについてはこちら。
本当に細田守さんが作ったの??と疑ってしまうほど期待が大きすぎた母の隣で、9歳女子は満足そうでした。子供と一緒に楽しむには、いい作品かもしれませんね。
映画って本当にいいものですね
というわけで、30代後半女子が勝手にランキングした細田守監督作品と、『未来のミライ』の感想でした。
ジブリやディズニーもですが、アニメだからって決して子供向けではなく、大人も十分楽しめる感動作がたくさんありますよね。
そして、子供の頃に観た映画を、大人になってから子供と一緒に再び観ると、また違った感じ方ができるから面白いです。
いやぁ、映画って本当にいいものですね!