この耳で生きていく

突発性難聴の日々を自分らしく暮らす

突発性難聴を発症して9ヵ月が経ちました。これからの人生どうしていくか、考えています。

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こんにちは。カナエです。

突発性難聴を発症してから、早、9カ月が経ちました。
もう今では、時間が経っても症状の変化はほぼありません。聴力検査の結果に少しの変動はありますが、感覚的には変わりません。

ですが、完治しないまま過ごす日々は、わたしに色々なことを考えさせます。

発症から9か月後の様子についてです。

これ以上良くなるという期待はなくなった 

最近のオージオグラム

今現在の、聞こえにくい右耳の聴力はこんな感じです。

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使いまわしですが・・・黄色で表された数値が、一番最近のものです。
人の会話で多く使う周波数は500Hz~2000Hzだそうなので、右耳だけだと話し声を聞き取ることが難しいという感じです。

水色の数値が発症後3か月のものなので、そのくらいから聴力は固定したのかなと思います。

高音域の難聴は治りにくい?

わりと最近になって知ったのですが、同じ突発性難聴でも、高音域の難聴は回復が難しいそうですね。

今は低音域(125Hz~250Hz)は正常(25dB未満)なのに、高音域の数値が悪いのは何でかな?この差は何だろう?と思っていたので、納得しました。

良くなるという期待はない

量は減りましたが、今も診察のたびに薬が出ています。以前は、聴力が固定したかもしれないけれど、まだ良くならないかなぁと思いつつ、薬を飲んでいました。

ですが、さすがに良くなるという期待はもう持てず、薬も飲み忘れまくってます。

回復したばかりの頃のように、「ここまで良くなったからよし」という思いはありますが、良くなる期待がないというのは、寂しくもありますね。

ただ、これ以上聴力が落ちるのは不安なので、右耳の機能を使うために、自宅で音楽療法(自己流です・・・)を試しています。 

kono33.hatenablog.com

 

働くことについて考えています

突発性難聴の発症をきっかけに仕事を辞め、今も働いていません。

ですが、家計を考えれば、仕事した方がいいかなぁと思うことはあります。求人誌とか、たまに見たりします。

心配なのは、

  • 右耳の難聴でも大丈夫だろうか
  • また病気前の無理をする生活に戻ってしまうかも

ということ。

接客業が好きで、ずっと飲食店で働いていました。でも、食事に行って店員さんの声が聞こえづらかった時、わたしが店員の立場でも同じことがあるだろうなと、不安に思いました。

そして、どうしてもサービス業は土日出勤もあるし、体力的にハードです。病気をする前の、無理していた生活に戻るのが一番怖いです。

もちろん、経済的に必要に迫られたら、働きます。「難聴で不安」とか言ってられません。

難聴だからこそ気が付いたこと

突然、片方の耳がほぼ聞こえなくなり、その他の後遺症も残る。生活に支障をきたすこともあるし、精神的にも辛いことです。

ですが、もっと大変な思いをしている方がたくさんいらっしゃる、そんなことに今さら気が付きました。片方の難聴くらいで、まったく聞こえない方の気持ちは分かりません。ですが、病気になったことで、聴覚障害について学びたいなと思うようになりました。(このブログへくださったコメントがきっかけです)

難聴でもできる仕事を探すことも、一つの方法です。でも、難聴だからこそできることはないかな?役に立てることはないかな?と思っています。

これからの人生どうしていくか

今は、病気そのものよりも、大げさですが、これからの人生について考える時間が増えてきました。

そして、どんな人生だとしても、60~70%の力で続けていきたい。自分のキャパを無視して全力疾走すると壊れます。病気になってよく分かりました。

病気になって立ち止まり、考える時間を与えられました。考えすぎて、迷ってばかりですが、行動に移していけたらと思っています。