突発性難聴を発症してから10ヵ月が経ちました。右耳の難聴はすっかり、わたしの一部です。
こんにちは。カナエです。
突発性難聴を発症してから、10ヵ月が経ちました。
病気後の10ヵ月はあっという間に過ぎたようで、両耳とも聞こえていた頃の感覚を忘れてしまうほど、長い時間でもあったようです。
違和感とか、慣れるとかを通り越し、右耳の難聴はすっかり、わたしの一部になっています。
現在の右耳の様子
お馴染みのオージオグラムですが、一番最近のものは約2ヵ月前の結果、黄色で表されています。ここから大きくは変わっていないはず。
良くなっているか悪くなっているか、自分の感覚では全く分かりません。聴力を知ることができるのは、聴力検査だけなんですよね。そこは不安でもありますが、知らない方がいいかもと、思うこともあります。
特に聞こえづらいのはこんな状況
右耳が特に聞こえにくいと感じるのは、やはり人の多い場所です。レジでの店員さんの声は、聞き取りづらいことがしょっちゅうです。
あとは、
- 換気扇が激しく回っている飲食店
- エアコンなどのモーター音が大きめの場所
- 乗り物の中
などです。
聞き取れず聞き返すたびに、眉間とおでこに皺が刻まれていく・・・!
耳鳴り、耳閉感について
耳鳴りは始終鳴りっぱなしですが、ほぼ気になりません。
「ザザーー」というのが基本で、大きく聞こえたり、忘れていたり。ごくたまに「ピー」という音が混ざります。どういうタイミングで変化するのか、いまだに謎です。
耳閉感(耳が詰まる感じ)は感じないことの方が多いですが、
- 電子レンジ、炊飯ジャーが稼働中
- 換気扇が回っている
- 炒め物をしている
とかの音で耳閉感を感じることが多いです。けっこう酷い時もあります。
それと、耳閉感が酷くなって圧迫感も感じることが、ごくたまにあります。そのタイミングが分からず、「右耳の状態が悪くなってる??」と感じたりもします。すぐに戻るんですけどね。
ちなみに「耳がポーンとする場所」についてはこちら。
10ヵ月経った今、思うこと
発症後3か月くらいまでは、自分でも分かるくらい、症状は回復していきました。ここまで治ったなら上出来だ!という感じで、本当に嬉しかったです。
ですが、そんなテンションも落ち着き、もう回復を感じなくなった頃は、「完治とは程遠いな・・・」と我に返って落ち込むこともありました。
そんな不安定な時期は過ぎましたが、いくら「後遺症を受け入れている」と自分では思っていても、不安な気持ちがゼロにはなりません。
今も、聴力がこれ以上落ちたら怖いな・・・と思うこともあります。でも、それほど一喜一憂することはなくなりました。時間が経ったからかもしれませんね。
悪あがきの「音楽療法」について。kono33.hatenablog.com
病気はわたしとっての転機
発症してから10ヵ月、両耳が聞こえていた頃の感覚を忘れるほどの時間が経ちました。
もちろん、完治したらいいなぁとか、両耳がちゃんと聞こえたら、どんなに楽だろうとか思います。
病気になって良かったとは思いません。
ですが、病気を機に、無理してまで頑張っていた生活をやめて、自分の体調を第一に考えた生活に変えました。病気はわたしにとって、大きく大切な人生の転機になりました。そんな思いもあるので、完治しないままの右耳を受け入れられているのかもしれません。