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退院後の生活・18日目「MRI検査を受ける」

退院後の生活・18日目

 

今日は頭部MRI検査の日だった。先生は99%ないと言っていたけど、一応「聴神経腫瘍」を調べたいので、検査してもらう。

MRIとは・・・

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MRI(磁気共鳴画像法)は磁気、電磁波、そして水素原子の動きを利用して体の臓器や血管の状態を確認する検査。主に脳・脊椎・四肢・骨盤・血管・乳房に生じた病気の早期発見と診断に有効とされている。

という検査。

 

MRIの検査をするのは「放射線科」で、耳鼻科とか他のところとは違って、地下にあった。ちょっと薄暗い地下の、検査室の前のソファで待っている時点で、緊張。
下調べもせず行ったら、上下検査用の服に着替えてくださいと言われて、早速驚く。頭だけなのに着替えるの??

なんの予備知識も持たず、気楽な気持ちで来てしまったことを後悔した。  

着替えたら技師さんに、

・手術などで体の中に金属は入れていませんか?
・貴金属類は身につけていませんか?
・閉所恐怖症はないですか?

などを聞かれる。着替えるところに一応注意書きがあり、その中に「カラーコンタクト禁止」と書いてあった。

わたしはコンタクトレンズをしているので、「普通のコンクトレンズは大丈夫ですか?」と聞くと、カラーじゃなれけばオッケイだった。
ダメだったらどうしようかと思った!

 

そしていよいよ分厚い扉が開いて検査室に入るのだけど、なんかシーンとした無機質な空間に緊張がマックスになる。

耳栓をして、「検査の間は動かないでください。何かあったらこのブザーを押してください」と、コードのつながったブザーを渡される。

ブザーを握ったまま台に寝転んで、頭にはふたのようなガードがはまる。ひ、ひぇーー。その後は目をつぶってと言われたので、音だけの世界。

約20分の間、工場の中で思い切り金属を叩くような音みたいな、大音量が響き渡る。たまに音が止まるんだけど、すぐにまた大音量が始まる。その間が、また怖い。
とにかく耐え続ける。

動いちゃいけないというプレッシャーと、何より音が怖すぎて時間が経つのが遅い。
なので、途中から数を数えてみた。今どれだけ時間が経っているか分かるように。あとどれくらい耐えればいいか、目標を持つために。

 

終わってから思ったけど、事前に検査のこと詳しく調べなくてよかったーー。あんなに怖いって知っていたら、前の日寝れなかったかも。 

これで心配している「聴神経腫瘍」について分かる。っていうか結果が怖いんだけど。